法人の設立とダイレクト納付の設定

ダイレクト納付 税金
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こんにちは!よっしーです。

最近、新設法人やMFクラウドの初期設定からサポートさせていただくことが増え、うれしい限りです。

今回は自分の備忘録を兼ねての記事ですが、「新設法人」と「ダイレクト納付」についてです。

新設法人の税務署での処理

法人を設立すると、設立届を所轄の税務署へ提出します。

法人を設立し、これから事業活動を行っていきますよと知らせるための届出書類です。

設立届を出すと、法人税の申告書を送ってくるようになります。

「整理番号」という番号もその際割り振られます。

2月に設立届を出した法人ですが、現時点(5月18日)時点でまだ税務署内での登録が終わっていないようで、「整理番号」の付番もまだです。

管轄によって処理スピードも違うのかもしれませんが、遅いですね。

問い合わせたら、税務署での登録に3か月くらいかかると回答をいただきました。

法務局に法人を登記したときに割り振られる「法人番号」は、登記完了から1週間程度で発送になるのに、「整理番号」ときたら。。。

ダイレクト納付

源泉所得税の納付に注意!

HPの税金の記事に書きましたが、法人を設立して注意しなければならない「納付」は、「源泉所得税」の納付です。

納期の特例の申請をしても適用になるのは、どうしても翌月からになってしまいます。

最初の1か月目に源泉徴収した所得税は、翌月10日が納期限となります。

法人を設立した直後の場合、上記の通り税務署での登録が終わっておらず源泉所得税を納付するための「納付書」が届きません。

設立直後から役員報酬や給料、報酬の源泉を納付する場合の納付書が手元にない状態ですね。

税務署で納付書をもらって納付するか、別の方法で納付をしなければなりません。

納付の方法

納付の方法は、

  1. 納付書による納付
  2. コンビニ納付
  3. 振替納税(個人の所得税・消費税)
  4. ネットバンキング・ダイレクト納付
  5. クレジットカード納付

と納付書による納付以外にも様々な方法があります。

納付書による納付は、税務署・銀行・郵便局で納付できますが、タイミングを間違えると窓口が混んでおり時間がかかります。

できるだけ税務署や銀行などに出向かないでネットで納付できるようにしておくと、時間の節約になります。

オススメしているのは、指定口座から直接引き落としになる「ダイレクト納付」です。

事前の登録が必要ですが、登録さえ完了してしまえばあとはとても簡単です。

納期限までであれば、即日or引き落とし日を指定できますし、クレジットカード納付のように決済手数料もかかりません。

ただし、下記理由で設立直後にはダイレクト納付は利用できません。

ネットバンキングでの納付やクレジットカード納付、初回だけ納付書による納付を選択しましょう。

設立時のダイレクト納付の利用届

ダイレクト納付の始め方

ダイレクト納付を始めるには、事前の手続きが必要です。

  1. e-Taxの利用開始手続き(ネットから手続き)
  2. ダイレクト納付の利用開始の手続き(紙で手続き)

参照:ダイレクト納付の利用開始手続き

口座から直接引き落としになるダイレクト納付を利用するためには、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を税務署に対して提出する必要があります。

銀行届出印を押さなければならない関係上、どうしても手書きでの提出になってしまいます。

届出書を提出してから、1か月程度で利用可能になります。

利用できるようになる連絡は、e-Taxの「メッセージボックス」に届きます。

しかし、、、

上記の2月設立法人のダイレクト納付の届出を4月の頭くらいに提出しましたが、未だ(5月18日現在)利用可能になったという連絡がないです

不備があったのかと不安になって税務署に問い合わせしましたが、税務署内での登録との兼ね合いで審査が進んでいないようでした。

設立直後だと、ダイレクト納付も1か月程度では利用可能にならないようですね。

設立直後に出したのは初めての経験だったので、いい勉強になりました。

まとめ

設定さえしてしまえば便利なダイレクト納付。

国税庁のHPには1か月程度と書いてありますが、法人設立直後に提出した場合には時間がかかることも。

便利ですが、どうしても最初の納付だけは使えません。

納付書で納付するか、ネットバンキング、クレジットカード納付など別の方法も選択できるようにしておきましょう。

ネット上で会社の設立登記や、届出書の提出は容易になりましたが、そこから先のフォローは少なかったりもします。

事前に自分で十分に調べておくことや、専門家へ相談してみましょう!

《編集後記》

5月6日に行われた関学VS日大の定期戦の一部の動画を見ました。

アメフトのルールで、プレーが終わった後にタックルやヒットをすることはとても危険なため、ルールで禁止されておりペナルティが課されています。

プレーが終わっても勢い余ってぶつかってしまうことはありがちですが、今回の動画のものは完全に故意であり、危険極まりないものでした。

アメフトは日本ではまだまだマイナーで、テレビでも取り扱われることは少ないですが、今回のこのプレーをきっかけにニュースで報道されていますね。

危険なプレーもそうですが、日大の管理体制に問題がありそうです。

アメフトがいいニュースではなく、悪いニュースとして報道されているのがとても残念でなりません。

負傷した関学の選手の回復を願うばかりです。

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