【税理士試験】法人税について

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税理士試験の勉強方法シリーズとして「法人税」についてまとめてみました。

法人税も「仕訳」で考えるとわかるようになります。

別表上の調整を理解するなら、「仕訳」で考える

法人税の基本は、出来上がった会計に対して、税務上違う部分を「調整」することで「所得」を計算します。

実務においては、法人税に寄せられる部分は寄せて会計データを作成していきますが、試験上は、会計データに対する差異を計算して問題を解いていきます。

もともとの調整対象が会計データ、つまり「仕訳」であるため、税務上も「税務仕訳」を起こす必要があります。

例えば、車両を売却したときの仕訳

会計上

借方金額貸方金額
現預金1,500車両1,000
車両売却益500
合計1,500合計1,500

税務上

借方金額貸方金額
車両売却原価1,000車両1,000
現預金1,500車両売却収入1,500
合計2,500合計2,500

税務上は総額で認識する必要があるため、このように計算します。

会計上と税務上の仕訳が異なる場合、法人税の申告書で調整を行うこととなります。

※実はこの総額仕訳、消費税の課税区分を会計データ上「表現する」にも非常に便利です。

消費税の税区分コードの振り方については、HPでの「税務・会計情報」で公開させていただく予定です。

理論の暗記は、「計算パターン」に当てはめる

法人税の理論は、ボリュームが多く、一字一句暗記するのは至難の業です。

私も全て暗記したわけではありません。。。

ですが、似たような構造の理論が多いため、基本形を暗記してしまえば派生形で暗記してしまうことが可能です。

また、計算パターンに当てはめることが出来る理論が多いので理論を覚えられないという方は、計算パターンを先に覚えてしまうほうが早いと思います。

現在の傾向に当てはまらないかもしれませんが、理論問題はベタ書きでなくても大丈夫な試験だったので、要点さえ暗記できれば大丈夫でしょう。

一字一句の丸暗記理論の題数を増やすのではなく、要点を理解している理論を一題でも増やすのが重要です。

たとえ、専門学校のテストでいい点とれなくても、本試験問題で要点を外さなければ点数は伸びます。

法人税はボリュームは多いけど、、

法人税の理論、計算ともに税理士試験の中で最高峰のボリュームです。

覚えることが多くて初年度は講義について行くだけでも必死でした。

短期間で受かろうと思ったら、勉強に工夫が必要です。

その工夫をするのが楽しいです。

計算パターンが類似する項目をまとめてみるなど。

受かった税法の中で勉強していて一番楽しかったのは「法人税」です。

受けてきた「税理士試験科目」の中で、一番「税理士試験」らしかったもの「法人税」です。

自分が受けていた問題の傾向は、

事業税は、「ベタ書き」

消費税は、「ベタ書き+応用理論」

法人税は、「応用理論」 ※現在の試験では当てはまらないかもしれません。

理論を丸暗記していなくても、理解さえしていれば、自分の言葉で書くことが出来るのが「法人税」でした。

税法必須科目の「法人税」又は「所得税」をクリアしてしまえば「税理士試験」に受かったも同然です。

一番ボリュームが多いと言われる科目をクリアしてしまえば、他は本当に少なく感じます。笑

関連記事:【税理士試験】事業税について

《編集後記》

今日はツーリング日和でした。

あいにくのトラブルで銚子港まではいけませんでしたが、アクアラインを通り、木更津から舘山自動車道、首都高湾岸線、湾岸道路を通り、いつものお台場へ。

久しぶりのグループツーリングで楽しかったです。

安全運転でまたツーリングに行きたいですね。

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