今日から税理士試験の願書の受付開始ですね。
税理士を目指した動機は、皆さんそれぞれだと思います。
人の役に立つ仕事をしたい、給料がいいから、独立したいからとそれぞれでしょう。
私の税理士を目指した動機は、人の役に立ちたいといったような志が高いわけではありませんでした。笑
税理士という職業を知ったきっかけ
税理士という職業は、大学に入るまで知りませんでした。
公認会計士も同様に知りませんでした。
士業として知っていたのは、弁護士・弁理士(父親が弁理士の資格を持っていたので)でした。
入った大学の学部が、会計系の資格に強い大学だったのです。
その時、初めて簿記・公認会計士・税理士と言う言葉を知りました。(世間知らずです。)
簿記という資格の講座が課外講座で受けられるというのを知ったので、「簿記3級」を受けてみることにしたのが会計業界へ入るきっかけでした。
手に職をつけたかった
その後、簿記2級まで大学の課外講座で受講し、無事合格しました。
簿記1級の講座もあったのですが、難しくて途中でリタイアしました。
父親が弁理士(企業内弁理士として独立はしていませんでした)、母親は資格こそもっていませんでしたが現在の「保育士」のような仕事をしていました。
本当に始めたきっかけは、両親ともに自分のなんとなく、資格を取って生きて行くんだろうなといったような感じでした。
会社員になる自分も想像できず、専門学校の広告(税理士は平均給与が高いなど)に釣られ税理士試験の受験を始めました。
最初の学生時代での受験は、そんなようなきっかけから受験を始めたので思うように受かりませんでした。
学生時代の合格科目は「ゼロ」でした。笑
不純な動機で始めたため、最初は全然火がついていませんでした。
税理士試験に受かってやる!と思ったのは、周りのみんなが普通に就活し、社会人になるくらいの頃から。
自分は受験勉強があると棚に上げて、現実を見ていなかったと気づかされました。
周りは社会人になって、給料をもらって、大人になっていく。。。
その後は、絶対税理士になってやる!と誓ってから全力で合格を目指しました。
結果として、受験を始めてから10年かかって「税理士試験」を卒業しました。
実際に税理士業界に入ってみて
もともとの「士業」のイメージが、弁護士だったので、税理士も弁護士のように分厚い「六法」を書棚においてクライアントの相談を受けて、法律に当てはめて、、、のようなものでした。
初めて会計事務所に入ったのは、22、23歳の時。
ひたすらPCに向かって会計ソフトで通帳を入力する仕事。
いわゆる記帳代行メインの会計事務所でした。
自分の士業のイメージとかけ離れていたので、ちょっとガッカリしたのを覚えています。
その後、別の事務所にも勤務し、お客様のところに訪問するのがメインの事務所だったりと会計事務所でも色々あるのだなと感じました。
お客様と話していて、何かを教えるといったようなものが好きなんだな、効率化を考えるのが好きなんだなと思うようになりました。
記帳代行・申告書の作成・結果報告の仕事のやり方より、お客様と会って話をして、仕訳のチェックをして、難しい部分は条文を引いてという仕事のやり方の方が、税理士としての自分のスタンスなんだなと今は思っています。
これからの仕事のスタンス
記帳代行も一定の需要はあると思いますが、すべてを手入力はすでに時代にマッチしていないでしょう。
クラウド会計を利用して、手入力部分を最小限にして、お客様との面談の時間を増やすような仕事のやり方が今後会計事務所として生き残っていくやり方でしょう。
先輩税理士さんもブログなどで書いていらっしゃいますが、単価勝負になると零細税理士事務所は消耗してしまうだけです。
自分が持っている、これから仕入れていく情報や技術を駆使してサービスを提供していければなと。
士業は、サービス業です。
そして税理士は受かってからも常に勉強です。
提供できるサービスを常に研究していかなければなりません。
まとめ
税理士を目指すきっかけは人それぞれですし、目指す税理士像も違うでしょう。
税理士さんの仕事に対するスタンスもそれぞれです。
私もまだまだどんな税理士になっていくのか模索している段階です。
資格の使い方は、自由です。
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