こんにちは!トリシティ乗りのよっしーです。
さて、前回の続きです。
記事構成はこんな感じです。
- 事前準備・さくらインターネット側での処理
- エックスサーバー側での処理
- ドメイン移管・メールサーバーの変更・解約
今回はPART2の「エックスサーバー側での処理」についての記事です。
サーバー移転の全体的な流れ(おさらい)
サーバー移転の全体的な流れは、
- さくらインターネットの無料SSLの解除
- さくらインターネットのデータのエクスポート
- エックスサーバーの契約・データのインポート
- エックスサーバーでの動作チェック
- ネームサーバーの変更
- エックスサーバーのSSL設定
- さくらインターネット・エックスサーバーの並走・さくらインターネットの解約
という手順です。
今回は、3~6の作業です。
[aside type=”warning”]自己責任で!
いろいろなサイトを見て、サーバーの移転をさせました。
もっと効率のいいやり方があったり、安全にできたりする方法もあるのかもしれません。
サーバーの移転をご自身でやられる場合には、自己責任でお願いします<m(__)m>
[/aside]
エックスサーバーの契約
さくらインターネットのサーバーから、「データベース」と「WordPressファイル」のエクスポートが終わったら、まずはエックスサーバーの契約です。
プランは、「x10」を契約しました。
契約は、そのまま進めていきましょう!
ドメインの追加
その後、まずは「ドメインの追加」を行います。
エックスサーバーのサーバーパネルの「ドメイン設定」をクリックします。
ドメイン設定追加から、さくらインターネットで使っていたドメインを追加します。
私の場合は、「mt-river-tax.com」、「yamakawatax.com」を追加します。
この時、「無料独自SSLを利用する(推奨)」のチェックを外しておきます。
後でSSL化するので、この段階でチェックは入れていないで大丈夫です。
進んでいくと、「ネームサーバーの設定について」という文章が出てきて、「当サービス指定のネームサーバーになっていません。」と注意喚起してきますが、ネームサーバーはあとで設定するので、そのまま「追加する」をクリックします。
データベースの作成・インポート
MySQLの作成
ドメインを追加したら、エックスサーバーでデータベースを作成します。
エックスサーバーのサーバーパネルの「データベース」の「MySQL設定」をクリックします。
MySQL追加をクリックし、データベースを作成します。
データベース名を入力します。
文字コードは「UTF-8」のままにしておきます。
「MySQLの追加」をクリックします。
次に、MySQLユーザーを追加します。
- ユーザーID
- パスワード
の2つを決めますが、このIDとパスワードは忘れないように必ずメモをしておきましょう。
作成したMySQLとユーザーを紐づけます。
MySQL一覧をクリックし、アクセス権所有ユーザーを追加します。
ここまでできたら、あとはさくらインターネットからエクスポートしたデータベースをエックスサーバーにインポートしていきます。
エックスサーバーのサーバーパネルの「データベース」→「phpmyadmin」をクリックします。
ログインに先ほど作成したユーザー名とパスワードを使用します。
インポート先のデータベースを選択します。
うまくインポートできると、「インポートは正常に終了しました。」と言われます。
WordPressファイルのインポート
FTPソフトでエックスサーバーにWordPressファイルをインポートします。
FileZillaを使ってインポートしました。
エックスサーバー側のインポートしたいドメインの下にある「public_html」の中に、さくらインターネットからダウンロードしたWordPressファイルをインポートします。
※この時、「default page png」、「index html」というファイルが入っていますが、削除しましょう。(消さずに動作チェックをしたらエラーで表示されませんでした。)
このファイルは消してOKです。
wp-configファイルの修正
このファイルにあるデータベースの情報が、さくらインターネットのものになっているので、エックスサーバーのものに書き換える必要があります。
書き換えないと、エラーが出て動きません。。。
wp-config.phpを編集するときは、テキストエディタを使用します。
私は、TeraPadを使いました。(無料です。)
書き換えは、下記のように行います。
書き換えた後、FTPソフトを使って同じ場所にアップロードします。
htaccessファイルの修正
こちらのファイルの中にも、さくらインターネットでの情報が入っているので、削除する必要があります。
テキストエディタを使って編集します。
#BEGIN WordPressから始まる様に赤枠で囲った部分を削除します。
修正したhtaccessファイルをFTPソフトを使ってアップロードします。
動作チェック
エックスサーバーでWordPressを動かす準備が出来たので、実際に動いているかの動作チェックを行います。
動作チェックは、エックスサーバーのマニュアルを参考にしました。
サーバー移転のブログを読むと、新しいサーバーにあるWordPressのトップページに目印をつけると良いと書いてありました。
サーバー移転作業の最中は、新・旧両方のサーバーが並走してどちらに繋がるかわからない状態です。
動作確認では、強制的に新サーバーに繋がる様に設定して新サーバー上でうまく機能しているか確認します。
その際に、新サーバーにあるWordPressの一部の記事に目印をつけておくと、どちらに繋がっているかわかりやすくなります。
HPのトップページの一部に「★」をつけました。
動作確認しているPCではなく、スマホや別のPCから自分のHPにアクセスすると、この「★」が付いたページが表示されたり、されなかったりします。
「SEOチェキ!」から移転中のHPへアクセスすると、サーバードメインのところが「さくらインターネット」・「XSERVER」が交互に表示されます。
ネームサーバーの変更
動作確認が終了したら、エックスサーバーのWordPressへ誘導するようにネームサーバーを変更します。
ネームサーバーを変更してから浸透するまでに24時間かかるようです。
その間は、さくらインターネットへ接続したり、エックスサーバーに接続したりとまちまちですが、浸透しきるとエックスサーバー側に繋がる様になります。
実際浸透するまでにかかった時間は6時間程度だったと思います。
こちらも気長に作業しましょう。
こちらもエックスサーバーのマニュアルを参照しました。
後でドメイン管理もさくらインターネットからエックスサーバーへ移管したので、もしかするとネームサーバーの変更手順は必要なかったかもしれません。。。
エックスサーバーのSSL化
ここまで来たら、あとはエックスサーバーでSSL化をするだけです。
- エックスサーバー側でSSL設定
- WordPress側でSSL設定
- htaccessファイルの修正
この3つの手順です。
参考にさせていただいたのは、下記サイトです。
エックスサーバーでSSL化をしてからこちらも1時間程度末必要があります。
1時間待ってからWordPressにログインし、URLを「http」→「https」へ変更します。
ここまでやって、「サーバー移転」は完了です。
一旦「http」へURLを戻すので、その間サイトに訪問があっても表示が崩れたり、そもそも表示できず404エラーが発生したりします。
表示を途切れさせない方法もあるのかもしれませんが、今の自分にはこれでいっぱいいっぱいでした。笑
まとめ:躓いたところ
インポートするデータを間違える
インポート処理をするときに気が付きましたが、データベースをしてエクスポートすべきファイルを間違えていて、インポート時に違うといわれたり。。。
こちらも何回かやって、そもそもエクスポートするデータが違っていることに気が付きました。笑
サーバーの移転は時間がかかる
何をするにも、データがインターネット上に浸透するまでに時間がかかります。
設定を変えたからと言ってすぐ反映されるかといえばそうではないので、一旦設定したからといってすぐ次の作業にとりかかれるわけではありません。
気長に待ちながら、次の作業に入る準備をしておくとスムーズに進みます。
まとめ
新旧のサーバーのどちらにアクセスしているかわからなくなることもありますが、目印をつけることでどちらにアクセスしているかわかるようになりました。
こういった経験はあまりないので、いい勉強に。
次は、ドメイン移管・メールサーバーの変更・解約です。
【編集後記】
昨日、新元号が発表になりましたね。
「令和」
慣れるまでに時間がかかるけど、良い時代になるといいなーと期待しています。
スマホの予測変換でも、PCの予測変換でも早速変換できるようになっていてビックリ。