どうも、よっしーです。
弥生会計、シンプルでオーソドックスで使いやすいですね。
弥生会計の難点は、使っている税務ソフトによっては決算書(財務諸表)を電子申告に組み込めないということです。。。
直接税務ソフトに組み込めませんが、e-taxソフトを利用すれば後から追加で電子申告することができます。
弥生会計のデータを使える税務ソフト
最初から余談ですが、弥生会計のデータを使える税務ソフトがあります。
弥生会計の決算書データをそのまま取り込める税務ソフトは、私が使ったことがあるソフトで行けば「達人」シリーズでは直接データを取り込むことができます。
ミロク情報サービスも、電子申告データを作成するタイミングで決算書データを添付することができます。
TKCは、、、残念ながら組み込むことができません。
税務ソフトにも一長一短があります。
[box06 title=”あわせて読みたい”]税務ソフトは一長一短~これが出来て、あれが出来ない~[/box06]
とはいえ、現在は電子申告が当たり前なので、税務ソフトが対応していないからと言って弥生会計の決算書データを紙で提出するのはナンセンスです。
弥生会計は、下記のような手順をとれば決算書を後から追加で電子申告することが可能です。
決算書を後から追加送信する方法
大まかな手順は下記のようになります。
会社が決算書を追加送信する手順
- 法人税の申告を税務ソフト等で電子申告を行う
- 弥生会計から電子申告用の決算書データを作成する
- e-taxソフト(ソフトウェア版)を起動し、追加送信用のデータを作成
- e-taxソフトで電子署名をする
- e-taxソフトのメッセージボックスから、追加送信する受付データを選択
- 受付データの追加送信欄から追加送信するデータを選択し、送信
税理士がクライアントの決算書を追加送信する手順
- 法人税の申告書を税務ソフト等で電子申告を行う
- 弥生会計から電子申告用の決算書データを作成する
- e-taxソフト(ソフトウェア版)を起動し、追加送信するクライアントのファイルで追加送信用のデータを作成
- 追加送信用のデータを切り出す
- e-taxソフトのファイルを税理士用に切り替える
- e-taxソフトの税理士用のファイルで作成画面を起動し、クライアントのデータを組み込む
- e-taxソフトで電子署名を行う
- e-taxソフトのメッセージボックスから、追加送信する受付データを選択
- 受付データの追加送信欄から追加送信するデータを選択し、送信
税理士がクライアントの決算書データを追加送信する場合には、ファイルをクライアントと税理士用のファイルを切り替えて行う必要があります。
このブログでは、税理士がクライアントの決算書データを追加送信する方法をお伝えします。
弥生会計で決算書データを作成する
弥生会計のメニュー「決算・申告」のメニューに、「決算書e-tax・XBRL書き出し」というメニューがあります。
弥生会計の決算書データをe-taxへ組み込む場合には、このメニューを利用します。
書き出しメニューをクリックし、決算書項目に抜け(未設定のもの)がないか確認をします。
設定の確認を行ったら、決算書データを書き出します。
赤枠で囲ったように、出力形式を「XBRL形式」に設定し、「本決算」を選択し、出力対象の「販売費及び一般管理費を費目別に掲記する」にチェックを入れ、書き出しをクリックします。
これで弥生会計の準備は完了です。
e-taxソフトでの操作・送信
e-taxソフト(ソフトウェア版)の利用者をクライアントのファイルで起動します。
申告・申請書等のメニューを選択し、新規作成をクリックします。
案内に従って設定をしていきます。
電子データの追加送信(法人税)にチェックを入れ、財務諸表(XBRL2.1)にチェックを入れます。
作成する書類名を設定します。
書類名を入力すると、やっと実際の書類を作成できるようになります。
まずは、帳票名「財務諸表(XBRL2.1)」をクリックし、弥生会計のデータを取り込みます。
新規作成ではなく、「組み込み」を選択します。
データを選択し、組み込みます。
実際に組み込んだデータが合っているか確認を行いましょう。
帳票編集をクリックして、データを確認することができます。
項目入力のタブをクリックし、データを見ることができます。
取り込んだ数字が合っていたらOKです。
「閉じる」をクリックして終了します。
続いて電子申告データ追加送信表クリックし作成していきます。
グレーの欄に必要事項を記載していきます。
この追加送信表には、当初の送信データの「受付日時」と「受付番号」が必要になります。
追加送信別表名は、「財務諸表」などと記入しておけばOKです。
入力が終わったら、「作成完了」の状態にしておきます。(財務諸表、電子申告データ追加送信表の両方)
ここまででクライアント側での操作は終了です。
「切り出し」をクリックし、データを切り出しておきます。
ここから先は、税理士用の利用者ファイルに切り替えて操作を行います。
税理士用のファイルの「申告・申請等一覧」メニューで、「組み込み」をクリックします。
組み込む際に、また帳票名を入力する項目が出るので、入力します。
組み込みが完了すると、「状態」が「組み込み」となります。
ここまでで帳票の作成は完了です。
次に電子署名を行っていきます。
電子署名のメニューに移動し、電子署名を行います。
案内に従って署名しましょう。(詳しくは割愛します。)
続いて、送信ですが、、、、送信メニューを開いても送信一覧に署名したデータが表示されません。
通常は、送信一覧に表示されますが、追加送信の場合はここからの送信はできません。
追加送信の場合は、当初送信した「メール詳細」の「追加送信」より送信を行います。
メッセージボックスメニューへ切り替え、ログインします。
追加送信したいクライアントの受付完了通知の「詳細表示」をクリックします。
メール詳細の「追加送信」をクリックします。
追加送信する追加送信表を選択し、送信します。
無事に送信が完了すると、即時通知が表示されます。
必要に応じて、即時通知・受信通知を紙やPDFで保存しておきましょう。
これで弥生会計の決算書データの追加送信完了です。
まとめ
弥生会計の決算書データの追加送信の方法をまとめました。
e-taxソフトは、非居住者の法定調書合計表を作成できたりと税務ソフトが対応していない帳票を作成するのに重宝します。(使いにくいですが。。。)
決算書データも、税務ソフトは自社の会計ソフトで作成したものしか電子申告できなかったりもしますが、弥生会計であればe-taxソフトを利用すれば電子申告することも可能です。
税務ソフトにすべて依存するのではなく、ほかのソフトも利用してみるとより快適になることもありますよ!
【編集後記】
別で立ち上げたブログ、記事5本くらいでしたがgoogleアドセンスに合格しました。
とはいえ、まだPVが全くないので収入には結び付いていませんが。。。
このようなご時世なので、収入に結びつくものは色々やりたいですね。